美しき野生派の猫

百一里優・著

農学部の斜面で、美しい野生派の猫を時々見かける。

体長でみると大きい部類に入るだろう。
薄茶色の身体には無駄な肉がまったくついておらず、まるで本物の山猫のように動きは優雅でしなやかだ。

猫という生き物がこれほどまでに美しいことを初めて知った。

静かに、気配を消して、獲物に近づいていく。

初出:2018-08-26

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