『ハルの森』を更新しました!
〝第3章 2. プロポーズ〟を追加
それからたぶん一時間ほどして、新聞配達のカブの音が聞こえてきた。牧歌的なエンジンの音、ブレーキを引きずる音、カシャッとスタンドを掛ける音、パタンとスタンドを上げる音、ブゥーンというアクセルを開けたエンジンの音。五時くらいなのだろう。とうとう現実に引き戻されてしまったようだった。朝の八時に携帯のアラームをセットした。引きずり込まれるように、眠りに落ちた。
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